ボチボチ小作日記

この日記は フィクションです

積読

と、いう言葉はいつごろから使われるようになったんだっけか。

今すぐ読めるアテも無いのについ、手に入れてしまいたくなる本って、あーあるある。っと思ったのが、そう昔でもない気が、曖昧~にしているが。

 

同じ「使うアテは無いのに今すぐ手に入れたくなる」物が、身の丈に合わないブランド物とか美術品とか、或いは使いきれる筈も無いほど大量買いだったりすると「買物依存症」と呼ばれるんだろうなー。文庫本だ新書本だって程度なら「可愛いモン」だし「積読」なんてなんか「買物依存症」の、病的にバブリーな響きとは全く違って庶民的でささやかな贅沢的イメージに聞こえる。しかも書籍に執着する事で「知」に対するリスペクトを表す事にもなり、ある種の好感さえ与えてしまう。意味するところはそうは違わんだろうが。

自分の財布の中身を全く考慮しなくなると「症」と言われて、そこそこ許容範囲内なら「衝動買い」「無駄遣い」「安物買いの銭失い」程度なのかな。

 

ところで私はCD買いです。積読ならぬ積ん聴く。いや、積ん聴かない。

本日、購入から一年近く経ったDVDをはじめて観賞しました。(爆)確か、同じ時にCDを4~5枚買ってるはず。あの時、このDVDと別売りセットになっているCDも欲しかったが、「いやーそれはさすがに」と、DVDのみで手を打ったのだ。残りのあれらは今・・・(汗)

ハズレを掴むことも多いので、後はあっさりブクオに持ち込んだりしている。(爆)(爆)

それでもそろそろ収納が限界である。プラケースを分解して、ファイル収納にしようか、それともデータを取って、本体まとめて売るか?

 

CDやDVDは高い。本来ならまずはレンタル・・・じゃあ気がすまない。

なんかやっぱり「所有する」事に対する満足がある気がする。

買いたいな、と言う段階で既に、「別になくても良いんだけど」「多分今日じゃなかったら、買う気にはならないんだろうな」ぐらいのことは判っていて、敢えて「買いたいという自らの欲求に譲歩してやる」つもりで購入している事がほとんど。これって狩猟本能だろうか?

で、一度所有しちゃえば気が済んだりするのだ。タチが悪い。せめて、安いもの。か、或いはせめて、値打ちのあるもの。か。この辺多分原始脳と理性のせめぎ合いである。最終的にお互いが受け入れうるラインを見出したら、お互いにある程度我慢し合う。多少の無駄も承知でその場の満足に対するお金を払う。だから勿論許容範囲内、なんだけども。

そうやって小さくガス抜きをすることで大爆発を抑えるワケである。

 

身体症状が出ると言う事は、あんまり良い傾向ではない。

 

 

誰だっけ、「買物は恋愛と同じ」って言ったのは。

じゃ、買ったまま放置する人は、「釣った魚にエサはやらない」って事かも。

 

 

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