ボチボチ小作日記

この日記は フィクションです

立ち読み御免

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↑一連のシリーズで初めてストライク来ました。うちむら書院ですって。あったら行く。てゆーか是非どっかにあって欲しい。てかこのポスター下さい(爆) あ、映画に行くかは微妙です(爆)(爆) 「ピーナッツ」はDVDで買いましたけども。
 
子供の頃、図書館のない市に住んでいた私は、本は本屋さんでの立ち読みから入る事がほとんどだった。
 
主にはマンガの新刊狙いだが、一応書店に入ると全体をまわるので、たまにそれ以外の発見もあったりした。東洋文庫の「ラーマーヤナ」を最初に見付けて夢中になったのも近所の◯◯(地名)booksだったし、小学四年生になろうという春休みに、当時既にスタンダード化していたベルばらに出会ったのは◯◯◯(地名)書店だった。 中学時代には新潮文庫のヘッセのスペースを端から順に制覇した。高校生の頃にはアンナ・カレーニナ上下巻立ち読みなんて今思えばスイマセン若 気の至りでした記録もありやした。
全く内容の解らない専門雑誌の表紙に惹かれてジャケ買いならぬ表紙買いをしたことも。
 

好きな音楽家が挙げる「影響を受けた本」なんてのを探したり、今思えば結構いろんな本が少部数づつちゃんと揃っている本屋が普通だった

 

いつの頃からか、小規模な個人書店にはベストセラー本とマンガと雑誌しかなくなった。 本屋で本と偶然の出会いを果たすなんて事が難しくなってしまった。CD店なんかはもっと酷いけど。
 
ネットで見てレビューを読んで、確実に購入するシステムは合理的だけど、新たな出会いを自分の足で探しに行ける楽しみを諦めなければならない。 そんなことが当たり前に出来た時代を知っている人は皆思うことかもしれないけれど、やっぱり淋しい。 ああいったささやかな喜びたちに代わるモノを求めて新たに感覚を甘やかす何かに耽る人がいっぱいな気もする。

  イヤそもそも本屋巡りなんてのも、何かの代替え行動なのかなぁ。