ボチボチ小作日記

この日記は フィクションです

CCCD

コピーコントロールCDっていつの間にか見なくなったな。

Glamoured [12 inch Analog] ~ カサンドラ・ウィルソン Glamoured [12 inch Analog]

 

コレ、発売当時CCCDで、二の足を踏んでしまったのですよ。

その前の、Berry of the Sun(多分)の時はまだCCCDではなくて、その後のThunderbirdももう違って、迷わず購入した記憶が。

あんまりの評判の悪さに、ホントに一時で(私の視界からは)消えた形態でしたな。今は普通盤出てるんだろうか?このアルバム。

そのまま入手せずに来てしまっていたのが、おや図書館にあるではないの。しかも懐かしのCCCD。(苦笑)

 

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3/e/B000AQ2JAS

なんかアナログ盤しか無いっぽい?だとしたらもう無いということか。所有して好きに聴くという選択肢は。

 

デジタルはあまりにも簡単に正規品と変らないクオリティでコピーが出来るもんだから、「違法」なんだろうけれど、カセットテープの時代には、コピーして友達とシェアする、なんて事は日常茶飯事で、レンタルじゃなくて「買う」と言う大きな動機にもなっていたと思う。自分の好きな曲だけを組み合わせてオリジナルテープを作るのがひとつの音楽の楽しみ方だったし、時には親しい友人の好みを考慮した「お勧めコンピレーション」を作った。そうやって手間隙掛けた「貢物」で休んだ授業ノートの借受や、テスト勉強のフォローや、いつも貰うガムや飴なんかのお礼にだってなったもんだ。

「〇〇ちゃんは音楽提供係」と言う役割があったように思う。

無論その為だけでは無いけど。

良さを伝えたかったというのも少しはあるけれど、自分が好きなものはいくらでも所有したかった。お昼代一日500円のところを、毎日80円の蒸しパン一個に冷水機の水で間に合わせて、好きなCDや本や画材を買った。バイト代は再生機器とコンサートチケットに消えた。なーんて時代もあったりして。

今は贅沢である。それを思ったら何でも大人買いじゃんアタシ。泊りがけで観劇とかしちゃうんだぜ。大人イェーイ!である。

とか言いながらCCCDでしり込みした挙句十年近くたってから図書館でタダで借りてますけど。(爆)

借りたけどコピーは出来ません。ウチにはもはやカセット機器もMD機器さえもありませんので、聴くだけ。

 

いいなああぁぁ。スティングとかさぁ、もと曲はあんだけ鼻持ちならない(イヤそれも愛です)のにこのマジックはナニ?

アメリカはこの声を国宝に指定すべきだ。この声だって有限なんだよなぁ。

 

ま、今は十代の頃のように所有の煩悩に拘泥したりしない。音楽は時間の芸術で、今が幸せなら蓄財なんてナンセンスなのかも。(爆)いや、逆にお金は節約した訳っスが。(爆)(爆)

あ、これって犯罪なの?図書館の?私の?グレーゾーンなのかしらね。

 

聴くだけで所有は出来ないけど、いまや「所有」の必要性は証明できない。コピーの正当性を主張できないのと同様に。