桃源郷
「桃源郷」という語を天国とかユートピアとかと同じに考えておりました。
あらためてウィキで見てみたら詳細に解説されていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E6%BA%90%E9%83%B7
あ、桃源郷もユートピアも天国とは全然違うのね(爆)
理想郷、というのが近いのか。読んだ印象としてはシェーカーとかクエーカー教団とか美しき村とか????
戦乱の世を逃れて暮らす人達の郷なのね。
「桃源郷」って語の響きがなんと言うか突然興味をそそったのでした。
父がイキナリ使ったから。
「里へ帰るお袋について行くのは、幼心に桃源郷に行くような心持だった」
という発言に、耳がピキーン!
聞いていたアントワネット(妻)には小ばかにされていたが、彼の「母の実家および当時の当主(大伯父)賛美」はその後も続いていた。
【桃源郷】!お袋の実家が【桃源郷】!?
ううーむ。どんだけ戦乱の世だったんだお袋の婚家w。
お辛そうだったんですかね。お袋さん(私の祖母なワケですが)。
ウィキ解説によると、桃源郷はつまりドロップアウトして世の移り変わりに背を向けた人達が人里はなれた山中で勤勉にひっそり暮らすところ、という事のようだ。
ユートピアとの違いについても書かれているが、ユートピアは理想によって作られたもので、桃源郷は逃げた結果と言うようなことと理解していいのだろうか。
父は漢詩も好きなので、多分意味はちゃんと理解して使っているんだろうが、そうか、あそこが桃源郷か。祖母の実家、その周辺、菩提寺、だいたいわかるけども。確かにいい所だけども。ドロップアウトした一族には見えないんだけども。
寧ろ父の理想が、ユートピアの燃える社会主義より、世俗の騒乱に背を向け、逃れた先。というのはすんごく理解できるのだが、そんなに小さいときから、「桃源郷」に憧れ、「母の里」にその気分を見出していたのだろうか。相当だなー。(爆)
桃源郷。どっかで使ってやろう、”桃源郷”。