ボチボチ小作日記

この日記は フィクションです

葛の花

毎年、ものすごい勢いで繁茂する葛。

ところが今年はこの辺りの葛はなんだか控えめだ。

役所が早々に刈り取りしていたんだろうか?それとも気候が葛にさえも過酷になって来たとか?そういえば菊芋とか、セイタカアワダチソウとか、ハビコる系が今年はあんまり。

やっぱ役所が頑張ってるんだろうか。

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毎年毎年天突く勢いで、樹や電柱を覆う葛を見て、その内自分で蔓を集めて、かまどで炊いて腐らせて、近所の川で洗って繊維を取り出して、紡いで撚って、織機に掛けて、葛布を作ってみたいな。とかもう5年ぐらい思っている…だけ。w

あんまり蔓延っていない今年の葛、今日まで気づかなかったが、たまたま通った遊歩道脇で既に花が咲いていた。例年になく低い位置、と言うだけでなく、もう葛のにおいなんて判らなくなって久しいのだから仕方ない。

葛の花からは葛のにおいがする…、はず。

花びらは軟くいたみ易く落ちやすく、全体が瑞々しい状態は滅多に無いし、あっても一瞬の事だけれど、色が濃くなり腐るように縁が萎びてゆきながら、あの、まったりと言うかもってりと言うか、けだるくなるような食べたくなるような粘度の高いにおいが濃くなってゆく。

そんな記憶をたどりつつ、小さい花芽に、プレドニンステロイド点鼻薬で昨日からやたらと空気の通りがいい鼻を近づける。

 

やっぱりにおわない。

こうやって段々いろいろな機能を失っていくんだろうな。と言うか失くなってみると「そんな機能が自分にもあったのか」とビックリしたりするんだな。

 

それにしてもプレドニン20mgはキツイんですけれども。昨夜から消化器に副作用のメガヒットですよ。仕事中脱水になったらマズイから水分を切らすわけには行かないし、そうするとさらにノンストップだし、トイレには行けないし(爆)。それ以外は元気なのに損した気分。