ボチボチ小作日記

この日記は フィクションです

ブログお引越しに思う。サイト飲み屋説

なんだかんだと、ネット上で日記のようなものを書き綴って7~8年だろうか?

ひっそりと物置状態だったところもあれば、えらく交流が盛んだった場所もある。仕事が忙しかったり体調が悪かったりして更新が出来ない時期があっても、また都合がいいときにフイっと寄れるインターネットのサイトはユルくて便利。

初期に利用していた小さいところは、サービスが新しくなったりどこかと統合されたりして今や存在していないが、最近まで盛んにやり取りしていたところは、まだ、あることはある。アカウントもそのまま、たまには覗いて、リンクさんの更新が無いかチェックする。稀にログイン中のことがあったり、或いは割りに最近の足跡があったり。こちらも足跡つけたりコメントしたり。そして何日も経ってから、返信に気付いたり。一言も交わさず、ひたすら足跡だけのやり取りをずっと続けてる人もいたり。

何の気ない挨拶程度に、繫がったり繫がらなかったり。何の縛りも無し。あるんだか無いんだか曖昧な関係性。

 

ほとんどの人はその場での事しか知らないが、ツイッターに居ます、という人や、よそのブログに乗り換えて、日記を続けているのを見かける人もいる。FBでリアルに行動が分る人もいる。イヤ、それ、イカンかったかな。と思いつつ。

たまにフラーっとログインして、生存確認して、タイミングが合えば会話して、そしてまたプッツリと途絶える。

そんなところが複数ある。

ブログ自体は長めの独り言の垂れ流しで、私の書くモノには心洗われるようなカタルシスも無ければ為になる知識も笑いも無し。それでもツラツラ日々の思いつきを書き残す。

そして過去にやり取りのあった人達の現在にも、ひょいと意識が行く。それでちょっと足跡をたどってみる。更新があれば近況を知ることが出来る。なーんにも消息が無いこともある。で、それでおしまい。接点があっても無くっても、満足して寝る。

 

こういう個人が享受できるサービスを利用して、みんなそれぞれに目的を果たしている、若しくは何かの手段にしてるんだろうけれど、これって、スナックみたいだなぁと思った。ふらっと行けば、ママさんやお父さんはお仕事だからちゃんと受け入れてくれるし、タイミングによってはお馴染みさんに遭える。近況を報告しあうもよし、懐かし話をするもよし、社会経済を論じるもよし、目配せだけで済ますもよし、愚痴や自慢もまぁ聞きましょう、部外者だから。で、軽ーく楽しくなったら、じゃまたね。またお会いできるといいわね。と店を出る。或いは誰にも行き会わずに帰る。私に一人でふらっと入れる馴染みのスナックは無いが、たまに連れてってもらうとこんな感じじゃないか?そうか、私にもスナックな場所があったのか、Web上にw。飲酒運転の心配も無いし、多分飲みに行くほどお金も掛からない。何より家を空けずに済む。こういうネット利用って、人によっては不快に思うのかも知れないが、至近距離の現実生活の縛りと、その外側への興味関心や、直接関係性のある人間以外の人とのある種「応用の利く交流」を含めた精神生活を両立させる、ものすごく手軽で合理的な手段じゃなかろうか。そして、それに近いことは、これほどネットが社会に浸透する前から、それなりにどっかにあったものなんだろうな。

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