ボチボチ小作日記

この日記は フィクションです

声フェチ

「そこ?」というツッコミをよく受ける。

 

だいたいちょっとズレている、的が外れている、というのは仕様です。

第二子ってそんなところ無いですかね。親の期待を一身に負って王道を行く第一子の斜め後ろから、あさっての方角を眺めつつ、脇へ寄ったり後ろを向いたりしながらウロチョロついていく。で、周囲が振り向いた時には逆走していて姿が見えない。

「オマエは良いよな」と言われてしまう。

 

ボン・イヴェールよりジェイムス・ブレイクの方が声がベター。

って言ったら「そこ!?」と突っ込まれ。

 

でも声って重要だ。骨格と同じぐらい。否、場合によっては骨格以上に声に左右される。好嫌を。

クリスピアン・ミルズの声は最初ダメだったけど、何年も息子が聴いているのを流れ聞いているうちに慣れたのか、最近は大丈夫だ。とどこかで書いたが、やっぱり慣れない声って言うのもあって、極端と言えば極端なのかもしれないが、私は好まない声の人物は丸ごと信用しない、という場合もある。高いとダメとか、鼻に掛かっちゃダメ、とかそういう具体的なタイプ分けがある訳では無いのだが、これが最終的な決定打になることが結構多いのだ。

 

先日、「世界中何処へ行ったとしても、言葉が通じなかったとしても、目を見て相手を判断する」と言う人の話を聞いたんだが、私はあんまり見てない。だって覗き込んだ目が、死んだ魚だったら怖いんだもん(爆)。代わりに声で結構決めてるかもしれない。

声質もそうだが、喋りの聞き取り辛い人も苦手である。自分が「空耳頭巾」と呼ばれるほどの「聞き間違え迷人」だからと言う事情もあるが、カツゼツ云々ではなく、声をアウトにしない人には疑いを持ってしまうのだ。何の根拠も無いのにそれは「卑怯だ」とか感じる。考えている訳では無い。感じてしまうのでどうしようもない。あまりにも自信なさげでハッキリとは喋らない人、と言うのとは違う。操作的上から小声の人、無理。あと猫なで声、無理。特に男性の猫なで声は意外と多いんだがもうそれだけでサヨーナラー!!!っと手を振りたくなる。

気を使っているから猫なで声なのかも知れないが、そこ、ツボじゃないから!変にかっこつけて逆にイタい声を出すのよりももっとダメ。

一般傾向としては高い声、細い声は男女問わず「そりが合わない」と感じる。電気的過ぎる声も作りこんだ排他的印象を持つ。無防備なブットいボワボワ声の女の子なんかは大好きだ。無自覚な横広がりの声は嫌いだ。

つくられた営業ヴォイスも、適度なら社会常識のある人、と言う印象を受ける。極端なのは笑える。

 頭蓋に響く、鍛えられた美声の持ち主には弱いが、そこまでじゃなくても強い声、深い声が好き。

だいたい自分の親族男性はみな、この傾向があり、細い声や弱い声の人はいない。多少の掠れが有っても、聞き取りづらいということはなく、ハスキーと言うより、どちらかと言うと「ダミ声」。刺すようなキツイ声に傾いているかもしれない。

声と精神状態健康状態は関係があると思うが、人格そのものが声に現われるかどうかは疑問ではある。

そう頭では思っているのだが、こればっかりは動物的な感覚としか言いようが無い。声で、相手を信用もすれば断罪もしてしまう。誠に勝手極まりなく、失礼な話だ。

 

上記の「目を見て相手を判断する」と言う、その人の声は、信用できなかった。(爆)

 

 Rachael Yamagata Faster - YouTube